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ハローワーク

【失業手当でもらえる金額】1ヵ月約13万円でした!(2021年体験談)

実際にもらっている給付額と給付日数は?

失業手当を利用してみたいけど、いくらもらえるんだろう?

この記事では、

  • 失業手当の金額の決め方
  • 失業手当の給付日数の決め方
  • 実際にもらっている失業手当

について解説しています!

わたしも「雇用保険受給資格者証」をもらうまで、実際の金額は分かりませんでした。

わたしは、2021年に初めて失業手当を利用しました。

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【失業手当】基本手当日額×28日

失業手当のことを、

  • 正式には「基本手当」といいます。

基本手当は、

  • 基本手当日額×28日(失業認定期間)

で計算されます。

失業手当の1ヵ月分は、28日分となります。

カレンダーの30日・31日で計算されません。

参考記事
>>【失業認定日】祝日と重なったときの失業手当はどうなる?

【賃金日額】退職前6ヵ月の給料の平均

失業手当の「基本手当日額」は、

  • 賃金日額
  • 給付率

を使って決定されます。

賃金日額の計算式
  • 退職前6ヵ月間に支払われた給料の合計額 ÷ 180日

退職時にもらう「離職票―2」に、6ヵ月間に支払われた賃金額が印刷されています。

【給付率】賃金日額と離職時の年齢で決まる!

給付率」は、

  • 賃金日額
  • 離職時の年齢

で、決まってきます。

半年間の給料の1日分の金額が、そのままもらえるわけではないので、もらえる失業手当はかなり少なります。

賃金日額の給付率は80%~50%

離職時の年齢」が、

  • 30歳未満
  • 30歳以上60歳未満

の人の「給付率」は以下になります。

賃金日額の給付率
  • 2,577円~4,969円 の人
    給付率80%
  • 4,970円~12,240円 の人
    給付率80%~50%
基本手当日額
  • 2,577円~4,969円 の人
    2,061円~3,975円
  • 4,970円~12,240円 の人
    3,976円~6,120円

※令和3年8月1日~令和4年7月31日までの給付率です。基本手当日額の内容は、毎年8月1日に改定されます。

賃金日額の上限額

離職時の年齢によって上限額が異なります。

上限額の給付率は50%です。

賃金日額の上限額
  • 30歳未満 : 13,520円
  • 30歳以上45歳未満 :15,020円
  • 45歳以上60歳未満 :16,530円
基本手当日額の上限額
  • 30歳未満 :6,760円
  • 30歳以上45歳未満 :7,510円
  • 45歳以上60歳未満 :8,265円

1日分の失業手当は、これ以上もらえないというラインになります。

失業手当の最低金額は?

2022年7月31日までの最低金額です。

  • 賃金日額の最低額:2,577円
  • 基本手当日額の最低額:2,061円
  • 28日分の失業手当:57,708円

退職前6ヵ月間の給料の平均が「77,310円」だった場合、この金額になります。

基本手当日額の計算式

基本手当日額
  • 0.8×賃金日額-0.3×{(賃金日額-4,970)÷7,270}×賃金日額

↓ 端数処理の計算は以下になります。

0.3×{(賃金日額-4,970)÷7,270}×賃金日額】は、

  • 小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までにする

計算の最後に、

  • 小数点以下を切り捨て、整数にする

だいたいの金額を知りたい方は参考にしてみてください。

失業手当の給付日数は何日?

基本手当がもらえる日数のことを、

所定給付日数」といいます。

この給付日数は、次の条件で決められます。

  • 直近の離職理由
  • 離職時の年齢
  • 雇用保険の加入期間

自己都合退職

自己都合退職の場合、

給付日数は全年齢共通となっています。

全年齢共通
  • 加入期間が10年未満:90日
  • 加入期間が10年以上20年未満:120日
  • 加入期間が20年以上:150日

自己都合退職は給付制限がある

自己都合退職には、「給付制限」があります。

  • 転職回数が5年間のうち2回:2ヵ月
  • 転職回数が5年間のうち3回以上:3ヵ月

令和2年10月1日以降に、何回転職したかで決まります。

会社都合退職

  • 離職時の年齢
  • 雇用保険に加入していた期間

によって給付日数が変わります。

全年齢共通
  • 加入期間が1年未満:90日

年齢別の給付日数

年齢別の給付日数は以下の通りです。

30歳未満
  • 加入期間が1年以上5年未満:90日
  • 加入期間が5年以上10年未満:120日
  • 加入期間が10年以上20年未満:180日
30歳以上35歳未満
  • 加入期間が1年以上5年未満:120日
  • 加入期間が5年以上10年未満:180日
  • 加入期間が10年以上20年未満:210日
  • 加入期間が20年以上:240日
35歳以上45歳未満
  • 加入期間が1年以上5年未満:150日
  • 加入期間が5年以上10年未満:180日
  • 加入期間が10年以上20年未満:240日
  • 加入期間が20年以上:270日
45歳以上60歳未満
  • 加入期間が1年以上5年未満:180日
  • 加入期間が5年以上10年未満:240日
  • 加入期間が10年以上20年未満:270日
  • 加入期間が20年以上:330日

※60歳以上の給付日数については省略します。

正当な理由のある自己都合退職

  • コロナの感染拡大防止
  • 上司からのパワハラ
  • 同僚からのいじめ
  • セクハラ

これらの理由で退職を余儀なくされた場合、

  • 正当な理由のある自己都合退職」として、
  • 会社都合退職と同じ給付日数

がもらえます。

離職理由は重要なので、ハローワークで一応相談してみましょう。

特定受給資格者

  • 会社都合退職
  • 正当な理由のある自己都合退職

これらの理由で退職した人は、

  • 特定受給資格者となり、
  • 給付制限がありません

受給手続きから28日後に、

最初の失業手当を受けることができます。

また、国民健康保険料の軽減 を受けることができます。

参考記事
>>【コロナ特例】失業手当をもらうために必要な確認書類とは?(2021年体験談)

失業手当の有効期限は1年間

基本手当を受給できるのは、

  • 基本的に退職日の翌日から1年間です。

手続きの期限ではなく、受け取れる期間が1年間なので注意!

手続きが遅くなると、

給付日数分もらうことが出来なくなってしまうので、

給付制限のある方は早めに手続きしましょう。

参考記事
>>【初めての失業手当】ハローワークの手続きにかかる時間や流れを解説!(2021年体験談)

月20万だった人の失業手当は?

雇用保険受給資格者証ーサンプル

わたしの失業手当を紹介します。

  • 賃金日額 : 6650円
  • 基本手当日額 : 4858円
  • 所定給付日数 : 240日
  • 退職前の賃金の平均:約20万円
    ※社会保険料を天引きする前の金額で計算されます。
  • 離職時の年齢:37歳
  • 雇用保険に加入していた期間:約14年
  • 離職理由:コロナの影響による退職
  • 所定給付日数:240日

ひとつの目安として参考になればと思います!

参考記事
>>【失業手当300日】満額受給終了!求職活動の方法&最終日のながれ(2022年体験談)

【失業手当】月20万円で約13万円でした!

1ヵ月分の失業手当の「金額」と「給付日数

について解説しました。

失業手当の1ヵ月分は、「28日分」です。

平均給与と失業手当の目安
  • 10万円の人:約7万円
  • 15万円の人:約11万円
  • 20万円の人:約13万円

退職前の6か月間の給料が少なかった場合、

もらえる給付額はかなり少なくなります。

退職する前に、シュミレーションしておきましょう!