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起業・ビジネス

【個人事業主】事業用口座なしでOK!事業主勘定で仕訳帳作成(体験談)

【個人事業主】事業用口座なしでOK!簡単仕訳帳がおすすめ

事業用口座って作った方がいいの?

開業届を提出して、

個人事業主になったものの、

開業資金もなく、

自分のお金で事業をやりくりしていく、

そんな方が多いと思います。

そこでこの記事では、

  • 1年目・2年目の個人事業主の方
  • 会計ソフトを使うほど稼いでいない方
  • 自分で簡単に帳簿を付けたい方

このような個人事業主・フリーランスの方のために、

簡単仕訳帳について解説したいと思います。

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おこづかい帳感覚で記帳できる簡単仕訳帳とは?

わたしは個人事業主1年目のときに、

青色申告を自分でやってみることにしました。

会計ソフトにお金を出せるほど稼いでいなかったこともあり、

青色申告の本を購入することにしたのでした。

そこで出会ったのが、

  • 超シンプルな青色申告、教えてもらいました!

という本です。

個人事業主・フリーランス向けの内容でした。

この本で紹介されている「簡単仕訳帳」を使って、青色申告&確定申告を行いました。

「簡単仕訳帳」は、公認会計士の藤原道夫さんという方が開発したExcelシートになります。

事業用口座を作らないと記帳が大変になる?

事業用口座とプライベート口座を分けていないと、

  • 事業のお金の出入り
  • プライベートのお金の出入り

これらすべて記帳しなければいけないので、

帳簿付けが大変になると聞いたことがあると思います。

プライベート口座をまるごと事業用口座にするから大変!

会計ソフトでは事業用口座を登録して利用します。

なので、

事業のお金の出入りがある個人用口座を、

事業用口座に設定することになります。

プライベート口座をなくして、まるごと事業用口座にしてしまうという発想です。

事業用に設定した口座の中にプライベートなお金が混ざっているため、すべて記帳する必要があります。

簡単仕訳帳ではプライベート口座のみで帳簿付け

本に書かれている「簡単仕分帳」では、

  • 事業用口座なし
  • プライベート口座のみ

で、帳簿付けをします。

自分のお財布から出た事業用のお金の出入りだけを記帳すればOK。

簡単仕訳帳には、「個人のお金」「個人の銀行口座」しか登場しません。

「現金」「普通預金」の勘定科目は使わない

「個人のお金」「個人の銀行口座」を使って事業をするため、

  • 事業用のお金 →「現金
  • 事業用の銀行口座 →「普通預金

これらの勘定科目は使用しません。

すべて事業主勘定を使って記帳します。

事業用の口座がないため、「カードの引き落とし」や「電子マネーのチャージ」などは記帳しなくてOK!

支出は借方、収入は貸方で複式簿記

消耗品費など、

事業主のお財布から支払ったお金は、

左側の「借方科目」へ入力します。

売上など、

事業主のお財布に入るお金は、

右側の「貸方科目」へ入力します。

裏で「事業主借」「事業主貸」が入力されるので、貸借対照表には相殺された「事業主勘定」として表示されます。

年をまたぐお金は決算整理する必要がある

簡単仕訳帳は、

入金時&出金時に記帳する「現金主義」になります。

青色申告特別控除(最大65万円)を受けるには、

発生主義」に修正する必要があります。

  • まだ支払っていないお金 → 未払金」「買掛金
  • まだ受け取っていないお金 → 売掛金

これらの勘定科目を使って調整します。

クレジットカードの引き落としが翌年、売上金が入金されるのが来年になる場合などです。

これらの勘定科目は、12月分の取引にのみ使用します。

青色申告特別控除に必要な備え付け帳簿は?

青色申告特別控除(最大65万円)を受けるためには、

  • 主要簿:仕訳帳総勘定元帳

この2つの帳簿が必須になります。

この他に5つの補助簿があります。

  • 補助簿:現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳

備え付ける補助簿は、事業内容に応じて事業者自身が決めるそうです。

簡単仕訳帳は3つの帳簿でOK

簡単仕訳帳では、

  • 仕訳帳
  • 総勘定元帳
  • 固定資産台帳

これら3つの備え付け帳簿だけで良いそうです。

  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 経費帳
  • 現金出納帳
  • 預金出納帳

などの帳簿は、

事業のために用意したお金の出入りを記録する帳簿

になります。

そもそも事業用のお金を一切用意しない「簡単仕訳帳」では、備え付ける必要がないというわけです。

事業用の口座は個人名義の口座でOK

事業用の口座を作っている場合でも、

「簡単仕訳帳」を利用することができます。

ちなみに事業用の口座は、個人名義の口座で大丈夫です。

事業用と決めた銀行口座の中にあるお金の流れを記録すればOK。

わたしは屋号付きの口座を作ってみたのですが、

使用する機会がなく解約してしまいました。

個人名義で取引を始めていた場合、途中で屋号付きの口座に変更できなかったりします。

事業用口座なしで簡単仕訳帳が分かりやすくておすすめ!

まだ稼げていない個人事業主には、

「簡単仕訳帳」が分かりやすくておすすめです。

事業主が事業用の口座を持たないというのはアリなのだろうか?

という疑問があったのですが、

  • 公認会計士の方が開発した仕訳帳
  • 書籍として販売されている

これらの理由から、

こちらのシンプルな仕訳帳を利用しています。

自分自身で帳簿付けにチャレンジしてみたい方は、

ぜひ参考にしてみてください!