スポンサーリンク
起業・ビジネス

【個人事業主】引っ越しで住所変更!開業届の再提出&納税地の異動届について解説

【個人事業主】引っ越しで住所変更 開業届を再提出しよう!

個人事業主が引っ越したら開業届はどうなるの?

わたしも、

開業届を提出した2カ月後に引っ越すことになり、

しかも、

別の区へ引っ越すことになったのでした。

この記事では、

  • 納税地が変わったときに提出する書類
  • 開業届を郵送で再提出する流れについて
  • バーチャルオフィスの住所変更はどうなる?

など、個人事業主の方のために、

「納税地の異動届」「開業届」について解説しています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

個人事業主には3パターンの引っ越しがある

個人事業主の引っ越しには3通りあります。

  • 自宅の引っ越し
  • 自宅兼事務所の引っ越し
  • 事務所の引っ越し

私が経験したのは、

  • 自宅の引っ越し(2022年)
  • バーチャルオフィスの引っ越し(2023年)

になります。

【個人事業主】納税地の異動届は2023年以降不要

2023年1月1日以降、

所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する申出書

は、提出不要となりました。

住所変更後に初めて提出する確定申告書に、

新しい住所を記入するだけで良いそうです。

確定申告書を提出する前に「どうしても住所変更を知らせたい!」という場合のみ提出する書類となりました。

「開業届」の提出は今まで通り必要です。

わたしは改正後だったこともあり、紙で提出しました。

「所得税・消費税の納税地の異動届」の書き方について

所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する申出書

に記入する内容は以下になります。

  • ○○税務署長
    引っ越し後の税務署へ提出
  • 日付
    ポストへ投函する日付
  • 納税地
    住所地に〇をして新しい住所を記入
  • 住所地以外に事業所がある場合記入
  • 氏名
  • 生年月日
  • 職業
  • 屋号
  • 異動・変更前の納税地
    引っ越し前の住所を記入

提出される方は参考にしてみてください。

国税庁サイト
>>「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する手続き」

【個人事業主】引っ越したら「開業届」を再提出しよう!

個人事業主の納税地は、基本的に「住所地」となっています。

住所変更して納税地が変わる場合、

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

を再提出する必要があります。

住所変更したときの「開業届」の書き方について

個人事業の開業・廃業等届出書」に記入する内容は、以下になります。

  • ○○税務署長
    引っ越し前の税務署へ提出
  • 日付
    ポストへ投函する日付
  • 納税地
    住所地に〇をして引っ越し前の住所を記入
  • 住所地以外に事業所がある場合記入
  • 氏名
  • 生年月日
  • 個人番号
  • 職業
  • 屋号
  • 届出の区分
    → ☑開業 ☑移転
  • 所得の種類
    → ☑事業(農業)所得
  • 開業・廃業等日
    引っ越した日(転居届を提出した日)
  • 新増設・移転後の所在地
    引っ越し後の住所を記入
  • 移転・廃止前の所在地
    引っ越し前の住所を記入

国税庁サイト
>> 「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

バーチャルオフィスが移転したときも「開業届」を再提出

私はバーチャルオフィスを利用しているのですが、

住所が変更になったと連絡がきたため、

開業届を再提出することになりました。

参考記事
>>【体験レビュー】バーチャルオフィス『レゾナンス』の住所貸しプランでネットショップ開業

バーチャルオフィスの住所変更で「開業届」に記入する内容は?

バーチャルオフィスが移転した場合、

「個人事業の開業・廃業等届出書」に記入する内容は、以下になります。

  • ○○税務署長
    住所地を管轄している税務署へ提出
  • 日付
    ポストへ投函する日付
  • 納税地
    現在住んでいる住所
  • 住所地以外に事業所がある場合記入
    バーチャルオフィスの新住所を記入
  • 氏名
  • 生年月日
  • 個人番号
  • 職業
  • 屋号
  • 届出の区分
    → ☑開業 ☑移転
  • 所得の種類
    → ☑事業(農業)所得
  • 開業・廃業等日
    バーチャルオフィスが移転した日
  • 新増設・移転後の所在地
    移転後の住所を記入
  • 移転・廃止前の所在地
    移転前の住所を記入

【バーチャルオフィスの住所変更】移転前の住所を記入?

わたしは事業所の住所の記入欄に、

「移転後の住所」を記入しました。

その方があとで見たときに分かりやすいと思ったからです。

法人のような事業所ではないため、

  • 移転後の住所
  • 移転前の住所

で、分かるようになっていれば良いと思います。

納税地の書き方のように「移転前の住所」を記入しておいたほうが間違いはないと思います。

ちなみに「移転後の住所」でも問題ありませんでした。

「開業届」を郵送で提出するのに必要な書類は?

開業届を郵送で提出する場合、以下の書類を同封します。

  • 開業届の提出用
  • 開業届の控え
  • マイナンバーカードのコピー(表裏)
  • 返信用封筒(84円切手を添付)

「開業届」を郵送で提出するときの宛名&返信用封筒の書き方

開業届を郵送する場合の宛名の書き方についてです。

提出用封筒の宛名
  • ○○税務署御中
  • 個人事業の開業・廃業等届出書在中
    → 左側に赤いボールペンで記入します。
返信用封筒の宛名
  • 「自分の名前」行
    → 税務署側で「様」に変更して返送してくれます。

控えが返送されるまで約7日ほどでした。土日を挟まなければもう少し早いかもしれません。

開業届を書面で郵送する場合の提出先が変更!

2023年12月に管轄の税務署へ送付したところ、

東京国税局業務センター」という場所から、

開業届の控えが返送されてきました。

わたしは横浜市在住なのですが、一部の税務署で「内部事務のセンター化を実施しているとの文書が同封されていました。

書面により提出する場合は、業務センターへ郵送してください。

と書かれていました。

e-Taxにより提出する場合は、従来どおり所轄税務署へ送信してください。

とのことでした。

紙の書類はそこに集めて処理することになったみたいです。

【個人事業主】引っ越しで住所変更!開業届の再提出はe-Taxが原則

個人事業主の住所変更による開業届の再提出について解説しました。

電子化がかなり進んでいるため、

  • 「納税地の異動届」は原則不要
  • 「開業届」は原則e-Taxで提出

ということがわかりました。

手書きで郵送の方が簡単だったのですが、

これからはe-Taxで提出が基本になりそうです。

参考記事
>>【体験レビュー】freeeからスマホで開業届を提出!注意点や流れについて解説