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ハローワーク

公共職業訓練のメリットとは?受けられる人の条件&訓練の内容 を解説

公共職業訓練について解説!

ハローワークの職業訓練って、具体的にどんなことが学べるの?

わたしも、職業訓練を受講しようか迷っていました。

この記事では、

  • 公共職業訓練の内容
  • 公共職業訓練を受けられる人
  • 公共職業訓練が向いている人

について解説しています。

職業訓練の窓口で2回ほど相談してみた結果、わたしは受講しませんでした。

参考記事
>>【求職活動実績】ユーキャンの通信講座でマイペースに求職活動しよう!

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【ハローワーク】職業訓練って何?

ハロートレーニングの案内資料

ハローワークの職業訓練は、

ハロートレーニング」とも呼ばれています。

  • 都道府県や市などの自治体
  • 民間の教育訓練機関

が実施している訓練になります。

今までとは違う職種に就きたい人のために授業が開講されています。

資格取得やスキルアップを目指します。

「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」

ハローワークの職業訓練には、

以下の「2種類」あります。

  • 公共職業訓練
  • 求職者支援訓練

公共職業訓練は、

  • 失業手当を受給している人」を対象とした訓練

求職者支援訓練は、

  • 失業手当を受給できない人」を対象とした訓練

といった感じで分けられています。

ただし、失業手当を受給している人でも、求職者支援訓練のコースを受講できます。

ハローワークの窓口で教えてもらいました。

【ハローワーク】公共職業訓練の内容

公共職業訓練の内容は、以下になります。

  • 受講料:無料
  • テキスト代:約1万円
  • 訓練期間:2ヵ月~2年間

訓練が行われるのは、

  • 月曜日~金曜日
  • 9:00~16:00

希望する訓練が、住んでいる地域によって開講されていなかったりします。

公共職業訓練には選考がある!

公共職業訓練の注意点は、

  • 必ず受講できるとは限らないところです。

選考があるため、受講したい訓練が人気なコースだった場合、合格できない可能性があります。

「職業訓練校」と「委託訓練機関」

公共職業訓練の訓練機関には、

  • 職業訓練校
  • 委託訓練機関

があります。

委託訓練機関は、

  • 企業
  • 専門学校
  • 短期大学

などになります。

国から委託されて民間の期間が訓練を行っています。

神奈川県の職業訓練校

神奈川県の公共職業訓練校について説明したいと思います。

神奈川県の職業訓練校は、

  • ポリテクセンター関東
  • かなテクカレッジ

に大きく分けられます。

  • 機械
  • 電子
  • 建築系

などの分野を学ぶことが出来ます。

訓練期間は「6ヵ月~2年」と長期になっていて、コースによって違います。

神奈川県の委託訓練

神奈川県の委託訓練には、

  • 即戦力コース
  • 専門人材育成コース

があります。

民間の企業や専門学校が訓練を実施します。

即戦力コース

即戦力コース」の訓練期間は、

  • 2ヵ月~4ヵ月

となっていて、

  • パソコンスキル
  • 医療事務
  • 簿記
  • WEBデザイン
  • ネイリスト

などのコースがあります。

専門人材育成コース

専門人材育成コースは、

  • 国家資格や専門スキルを習得して、
  • 正社員での就職を目指す人

に向けた職業訓練となっています。

訓練期間は「1年~2年」となっていて、毎年4月にしか開講しません。

専門学校や短期大学に通いながら、

  • 介護福祉士
  • 保育士
  • 栄養士
  • 調理師
  • 美容師
  • プログラマー
  • システムエンジニア

を目指すことができます。

専門人材育成コースの費用

専門人材育成コースの費用は、以下になります。

  • 入学金・受講料:無料
  • 教材費など:約20万~60万円(2年間)

この他に研修費などもかかり、

受講するコースによって変わってきます。

定員数は「10名前後」となっており、選考も厳しそうな印象です。

専門学校などで学びたかった人にとっては、通常より安く通うことができます。

現役の学生と一緒に授業を受けます。

東京都の職業訓練も受講OK

神奈川県の場合、

東京都が実施している職業訓練も受講できます。

東京都の職業訓練は、

  • 訓練の数や内容が充実している
  • オンラインで受講できるコースがある

など、選択肢が広いのが特徴です。

職業訓練を受講するながれ

職業訓練を受講するながれを解説します。

  • 職業訓練の担当窓口で相談をする
  • 訓練実施機関へ見学に行く
  • 受講申し込み手続きをする
  • 面接や学力試験を受ける
  • 合否の通知が郵送される
  • 入校式・入校説明会
  • 訓練開始

参考記事
>>【求職活動実績の作り方】職業相談から資格勉強まで自分に合った方法が見つかる!

①職業訓練の窓口で相談

職業訓練専用の窓口が設けられているので、

  • 希望する職種に合ったコース

について相談します。

開講される訓練についてのパンフレットもそのエリアで入手できます。

パンフレットは、ハローワークのホームページでも確認できます。

②訓練施設へ見学に行く

職業訓練に申し込む前に、

訓練施設へ見学に行ことを勧められます。

  • 授業内容
  • 訓練施設の雰囲気

などを見てから決めた方が良いそうです。

「思っていた内容と違っていた」ということが、よくあるそうです。

見学できる日程が決まっているので、電話で予約が必要です。

③職業訓練に申し込む

受けたい訓練が見つかったら、

ハローワークで申し込みの手続きをします。

それから、

訓練施設に電話をして、面接の予約をします。

④選考

申し込みをしたら、選考を受けます。

6か月・1年間・2年間の長期訓練の場合、

  • 面接+学力検査

があります。

3ヵ月くらいの短期訓練の場合、

  • 面接だけの選考

となっています。

公共職業安定所長の受講指示を受ける

公共職業安定所長から受講指示を受けることで、

優先的に職業訓練を受講できます。

給付日数が足りていなくても、

  • 訓練が終了するまで基本手当がもらえる
  • 受講手当・交通費(通所手当)が支給される

などのメリットがあります。

職業相談の中で、職業訓練を受講する必要があると判断された人が受講指示を受けることが出来ます。

受講指示が受けられる人の条件

受講指示を受けるための条件は以下になります。

  • 普段から職業相談を受けている
  • 失業認定日に毎回来所している
  • 受講指示に必要な所定給付日数が残っている

基準となる日数分の失業手当を「もらう前に開講される職業訓練」が受講指示の対象となります。

受講指示の基準となる日数

受講指示の基準となる日数は、

  • 給付制限のある人
  • 給付制限のない人

で、異なります。

給付制限がある人の日数

給付制限がある人の場合、

  • 所定給付日数の2/3に相当する日数

が残っているうちに、

訓練を受講することが条件です。

所定給付日数の2/3に相当する日数
  • 所定給付日数90日 ➡ 60日
  • 所定給付日数120日80日
  • 所定給付日数150日100日
  • 所定給付日数180日120日
  • 所定給付日数210日140日

給付制限がない人の日数

給付制限がない人の場合、

雇用保険の受給手続きをしてから、

早めに職業訓練を受講する必要があります。

給付制限がない人の日数
  • 所定給付日数90日:90日
  • 所定給付日数120日:120日
  • 所定給付日数150日:120日
  • 所定給付日数180日:120日
  • 所定給付日数210日:140日

所定給付日数が240日以上ある人は、給付制限ありなし関係なく、受講指示の基準日数は「150日となります。

公共職業訓練のメリット

公共職業訓練のメリットは、以下になります。

メリット
  • 受講料:無料
  • 受講手当・交通費が出る
  • 受講中ずっと失業手当がもらえる
  • 訓練が始まると給付制限が解除される

給付日数の少ない人」「給付制限のある人」にはメリットです。

公共職業訓練のデメリット

公共職業訓練のデメリットは、以下になります。

デメリット
  • テキスト代:約1万円
  • 面接・選考がある
  • 授業:週5日・9時~16時

受講料はタダですが、就職を急かされるイメージなので、マイペースな人には向かないと思います。

参考記事
>> 他の求職活動実績がいらない!教育訓練給付対象講座について解説!

【公共職業訓練】給付制限のある人&給付日数の少ない人にはメリット!

公共職業訓練が受けられる人や条件など、

具体的な内容について解説しました!

公共職業訓練がおすすめな人
  • 給付制限があってすぐに失業手当がほしい人
  • 受講が終了するまで失業手当をもらいたい人
  • どうしても受講したいコースがある人

受講料がタダだけど、スケジュールがハードだと感じました。

  • 職業訓練の窓口で相談してみたり、
  • 見学に行ってみたりして、

本当に自分に合っているのか確かめてから、

決めた方が良さそうです。