2007年10月28日(日)
ロンドン超短期留学8日目。
今日は、
「グリニッジ天文台」へ向かう予定だった。
ところが、
予定を変更して、
「バッキンガム宮殿」へ行くことにした。

11:30から行われる衛兵交替式を見ることに決めた!
バッキンガム宮殿と衛兵交替式

駅から徒歩10分くらいのところに、
があった。

初めて見る西洋の宮殿は、素晴らしかった!
雨がしとしと降る中、
次々と人が集まってきて、群衆となった。
ところが、
時間になっても始まる気配がなかった。
雨で中止・・・
しばらく時間が経ってから、
警備らしき人が馬に乗ってやってきた。
そして、
群衆に向かって何かを言って回っていた。
「フィニッシュトゥ」
そして、
その1時間後くらいに数人出ていっていた。
本来であれば、
音楽隊の行進などがあるそうなのだが、

わたしは、肩を落とした・・・。
群衆は、
騒ぐことなく静かに散っていった。
「人生、すべてうまくいくわけではない」
ということが、よく分かっているようだった。
セント・ジェイムズ・パーク
バッキンガム宮殿から、
真っすぐに伸びる道を歩き始めた。
お腹が空いたので、公園内の売店に立ち寄った。
雨は降ったり止んだりを繰り返していた。
公園には、たくさんの野鳥が生息していた。
みんな、生き生きとしている。
そして、
「人と自然と生き物が共存している」
と感じた。
1匹のリスに近づいてみた。

すると、そのリスはものすごい勢いで走ってきて、
膝の上に前足を乗せた。

冬支度で忙しいところを、邪魔してしまったらしかった。
イギリスという国は、
そして、自然や生き物をリスペクトしている。

この国に来てから、不思議と心が安らいでいた。
ビッグ・ベンの登場!

「セント・ジェームズ・パーク」を抜けると、
イギリスに来て8日目。

ようやく「ビッグ・ベン」を拝むことができた!
「ビッグ・ベン」は、

彫刻や模様が施された建築美に感動!
こんな大きな芸術作品は、1度も見たことがなかった。
日本はシンプルな美を追求したが、
ウェストミンスター・ブリッジを渡る
国会議事堂前の橋を渡っていると、
橋の上からは、
を眺めることができた。
いろんな角度から
「ビッグ・ベン」を楽しんだわたしは、
を訪れることにした。
テート・ブリテンと英国画家
「テート・ブリテン」には、
の作品がたくさんある。
ターナーは、
19世紀の産業革命時代に活躍した画家だ。
という晩年に描かれた作品が有名だ。
ターナーは、抽象画家として知られているが、
スケッチは、とても細部まで描かれていた。
それから、油彩だけでなく水彩も描いていた。

若い頃は、水彩画をよく描いていたようだった。
ターナーが追求したもの
ターナーは、
と思った。
形は変わらなくとも、
色はすぐに変化してしまう。
空の色や海の色にしても、あっという間に、
色のグラデーションは移り変わっていく。
ターナーは、
を追求したのではないだろうか。
ロンドンの夜道
すべてがアートなロンドンの夜道を歩きながら、
わたしは穏やかだった。

こんなにも素晴らしい休息を与えてくれた
すべてのものに感謝したい気持ちになった!